本文へスキップ

えのもと整形外科は地域に根ざし、地域の皆様に信頼される医療を目指します。

TEL. 095-881-0012

〒851-2102 長崎県西彼杵郡時津町浜田郷756-1




小児股関節検診・治療


小児股関節検診により、股関節が脱臼していることが時にみられます。通常は骨盤(股臼)に深くはまっている大腿骨の骨頭がはずれてい
る状態です。
検診で見つからないと、歩行開始後に足を引きずったりすることがあります。放置すると、著しい歩行障害や将来の股関節の変形を来たします。早期発見早期治療することによって、これら障害の発生を防止できます。


赤ちゃんの股関節は不安定
 赤ちゃんの股関節は成人の股関節と比較するとまだ柔らかく股関節そのものが未発達段階であることを把握する必要があります。

 その為、赤ちゃんの股関節は脱臼しやすいという特徴があり、また様々な股関節障害を発症しやすい傾向にあることを覚えておきましょう。

 赤ちゃんの股関節障害の中でも特に多く発症傾向が見られる脱臼症状は以下の3つが代表的です。

【赤ちゃんに発症しやすい股関節脱臼の種類】

★股関節完全脱臼
★股関節の亜脱臼
★臼蓋形成不全

 股関節完全脱臼
股関節完全脱臼とは、股関節がずれてしまったり、関節から大腿部の骨頭部分の球関節が外れてしまうなどの脱臼を起こす病気です。

 通常、股関節を形成する球関節部分は簡単には外れない構造となっておりますが、赤ちゃんの場合は前述した通り股関節の形成そのものが未発達であるため、おむつの交換時などの負荷によっても脱臼症状を発症してしまうようなケースも存在します。

 股関節亜脱臼
亜脱臼とは赤ちゃんの関節がはずれかかっている状態を示し、股関節内に大腿骨頭がしっかり収まっていない不安定な股関節状態の事を指します。

 股関節亜脱臼は最終的に完全脱臼に至る場合が多い為、しっかりとした対処を行なうことが重要です。

 臼蓋形成不全

臼蓋形成不全とは、股関節の屋根に当たる部分、大腿骨骨頭がはまる部分の発育状況が順調に進んでいない時に生じる股関節障害で大腿骨骨頭がしっかり股関節内にはまることができない為、関節の摩耗や脱臼症状を発症する傾向をもつ疾患です。


当院で行う先天性股関節脱臼症の治療方法
リーメンビューゲル法

リーメンビューゲルは、外来で容易に脱臼の治療が行えて、整復率も80%と良好な治療用の装具です

先天股脱が整復される際には、多かれ少なかれ股関節を構成している未熟な骨に負担がかかります。

以前に行われていた治療法では、このためと思われる股関節の変形が多発していましたが、リーメンビューゲルを用いるようになって、この変形は劇的に減少しました。

バナースペース

えのもと整形外科


〒851-2102
長崎県西彼杵郡時津町浜田郷756-1
(イオン時津裏)

TEL 095-881-0012
FAX 095-881-0014

inserted by FC2 system