えのもと整形外科

リハビリテーションのご案内

リハビリテーション科では、腰痛症・五十肩・変形性関節症などの痛みを伴う疾患を中心に、理学療法士が直接関わって運動療法や物理療法を提供します。

リハビリテーションとは、“失った機能、能力を再び、取り戻す、回復させる”という意味がありますが、単にケガや病気を治すということだけではありません。痛みを減らしたり機能を向上させ、病気や障害と向き合い、うまく付き合っていくことも重要と考えております。当クリニックでは病気や障害を抱える方々の機能を可能な限り回復させ、生活の質の向上やご家族の介護負担の軽減を図れるよう、お手伝いをさせていただきます。

また、医療情勢の変化に伴い、入院期間は短縮され、手術後のリハビリテーションは十分と言いがたい状況にあります。当クリニックでは、手術を受けた病院を退院した後も安心して生活して頂けるように、医師の指示のもと、理学療法士、看護師が連携して、適切な治療方法・目標を設定し、リハビリテーションを進めてまいります。

運動療法

運動療法とは、身体の全体または一部を動かすことで症状の軽減や機能の回復を目指す療法のこと。

レッグプレス　　（ウェルトニックシリーズ　WT－LO１）

下肢筋全般の筋肉を強化し、立ち上がる、座る、しゃがむ、歩く等の動作、日常生活に必要な筋力を強化します。足を固定しシートが可動する構造により、実際の動作により近い運動が行えます。

レッグエクステンション　　（ウェルトニックシリーズ　WT－LO2）

高齢者には膝関節の可動域が狭くなっている場合が多く見られます。運動することにより、大腿四頭筋、特に内側広筋を強化し、変形性膝関節症の予防の予防や軽減、また可動域拡大により歩幅が広がり膝が安定し、階段の昇り降りもスムーズになります。

高齢者向トレーニングマシン　　（ニューステップT4ｒ)　セノー株式会社

ニューステップT4rは、低負荷・長時間の全身運動から、高負荷での短時間運動まで対応した設計で、全身の有酸素運動と無酸素運動が極めて安全に行える訓練器です。

トレーニングマシン（エルゴメーター）

自転車タイプのトレーニングマシーンは、身体を支える関節に荷重がかかりにくいとされており、腰・股関節・膝関節・足関節などに障害がある患者様でも関節に無理なく全身運動が可能とされております。

このタイプは、乗り降りが容易で最適なポジションが確保しやすい、利用者に優しいマシーンです。

物理療法

物理療法は温熱療法、機械的療法、電磁気療法に分類され炎症や症状を改善し回復を促進していくことができます。物理療法は運動療法や機能訓練など他の治療とともに利用されることが多くあります。適切な物理療法と他の治療法を組み合わせることで、より高い治療効果を得ることができます。

温熱療法：患部を温めたり、冷やすことで疼痛を緩和し、血液循環を改善します。
機械的療法：リハビリ機器を用いて、首や腰の牽引治療や体に圧力がかかっている部分の損傷や炎症の予防、減少をはかります。
電磁気療法：患部に電流、電磁放射線を流し、疼痛をコントロール、患部の治癒を促進します。

半導体レーザー治療器　（SOFTLASERY）

半導体レーザの照射によって、筋肉や関節の痛みをやわらげます。

【適応疾患】

腰痛・肩こり・関節炎や関節リウマチ、あるいはスポーツによる筋肉痛や腱鞘炎など

超音波治療器（イトー UST-770）

超音波治療器の特長は、皮膚の表面から数cmの深部まで立体的に到達することです。1秒間に数百万回の振動を発生させ、患部の状況によって出力レベルを変化させて施術します。

干渉波治療器（POLARISKINE　PO-3i)

体の深部に刺激感が届きにくい筋肉層が多い部位などにも刺激感が得られる低周波治療器です。

POLARISKINEがもつ基本波形「タイダルウェーブ」は低い周波数帯の時は体の表面近くを流れ、高い周波数帯の時は体の深部を流れます。

これにより深部方向の治療部位が変化し、体の深部にまで刺激感を得ることができます。

【適応疾患】

腰や肩などの筋肉のこり、肩関節周囲炎等の治療

低周波治療器　（MAXKINE MK-130G)

ＳＳＰ端子(電気鍼と呼ばれるツボを刺激する金属端子)を使ったピンポイント刺激、パット端子を使って患部を包み込んで全方位から刺激をする２種類があります。患部の血流の改善、神経促通効果による痛み・しびれの軽減をします。

【適応疾患】

首の痛み(ムチウチ、頸椎症性神経根炎 etc..)
手のしびれ(手根管症候群、肘部管症候群)
各患部の痛み(テニス肘、足関節捻挫、手指の靭帯損傷)